活動について

 

梅の里再生事業

 青梅吉野梅郷にあった25000本の梅のうち約9割の梅はこのウイルスにより伐採、伐根を余儀なくされてしまいました。しかし懸命な防除の甲斐も無く現在のところ根絶には至っていません。

梅の植栽をして早期再生を図りたいところですが現在その植栽をすることが出来ません。植栽をするためには「根絶」が前提になります。根絶の判断は「調査の結果、3年間以上連続してPPVの感染が確認されなかった防除区域(大字単位)については、対策検討会での意見を踏まえ、PPVを根絶したと判断し、大字ごとに防除区域から除外する」となっています。

この根絶の判断が下されて初めて再植栽が可能になりますがウイルスは目に見えるものではなく根絶への道は険しいものになっています。

しかし平成27年度より新たにウイルス根絶の早期化に向け、ウメ輪紋ウイルス防除の強化対策が農林水産省より発表になりこの防除の効果が認められれば来年度からの植栽が可能になることが示されました。

梅が植えられないことには再生は見えてきません。

先が見えなかった植栽への可能性が出てきたことを大きな前進と捉えて再植栽可能となったときのことを見据え、防除区域以外での苗木の育成や植えられるまでの周辺整備など再生に向けて今出来ること、やらなければならないこと、未来の青梅吉野梅郷を考え活動して参ります。


梅の里の現状を伝えるための事業

 

日本初の植物ウイルスが青梅で発見されましが、今やこのウイルスは青梅周辺に留まらず全国で感染が確認されています。今後の感染拡大が懸念されますがこの問題が起こったことによる青梅の被害状況、再生に向けての取り組みなどをイベント、講演などを通じてより多くの地域の方々に伝えていくことにより関心を持っていただき、情報の共有、対策などこのウイルス根絶のための活動して参ります。


梅の里活性事業 

 梅が無くなったことによる青梅の梅産業への被害は甚大なものがあり観光面では商売が成り立たなくなってきている店や、農業では伐採伐根後、根絶までの長い期間新たな植栽が出来ない状況、商業では梅実がないために梅干や梅酒など梅製品への影響などほぼ壊滅的な状況です。再生までは長い時間がかかりますが梅産業活性のためのイベントなど集客ができるようなシステムを作り多くの皆様が梅の里再生とともに吉野梅郷を楽しんでいただけますよう活動して参ります。